本NEWSではベトナム（アジア）における事故・リスクに関する最新情報をお届けしています。
今回のテーマは、『典型的な労働災害事』です。

典型的な労働災害事例 いずれの職場でも危険があり、また労災事故が起こる可能性があります。負傷の程度は作業の内容により異なります。安 全な職場環境を提供することは、従業員が職場で直面するリスクを低減する上で重要なポイントとなります。予防は治療 に勝ると言われるように、防止策を講じて事故を未然に防ぐことが大切です。 本稿では、いずれの職場でも発生しうる典型的な労災事故形態とその防止策の着眼を紹介します。本稿は、どのような 業種であっても参考にしていただけるように典型的な労働災害形態を取り上げています。

1. 労働災害事例

 アジアでの労働災害の事故事例を紹介します。 事例：厨房で足を滑らせた店主が火傷を負い死亡 事故当日、店主は洋菓子店の厨房で一人で作業をしていました。予熱した油を入れたフライパンに向かって歩いてい たところ、足を滑らせました。 転倒時に足を可動式のガスコンロ台にぶつけ、フライパンが傾き、予熱していた油が体や下肢にかかりました。 身体の80％に火傷を負い、病院に搬送されましたが、その後亡くなりました。 死因は「大火傷に伴う敗血症」でした。



 2. 典型的な労働災害の危険

 本稿では、どのような業種でも起こりうる典型的な労働災害の形態として、以下の3つを取り上げます。工場や倉庫だけ でなく、店舗やオフィスなどでも事故が起こりえます。 
❑滑る、躓く、転倒 
❑ 落下物 
❑ 電気関連

3. 滑る、躓く、転倒 

濡れた床は、滑ったり、躓いて労災事故の主な原因になります。また、その他にも様々な原因があります。階段からの転 落も職場で頻繁に起きる事故です。滑る、躓く、転倒は、どの職場でも起こりうることであり看過すべきではありません。 滑る、躓く、転倒により、下記のような怪我を負う可能性があります。
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東京海上ベトナム・サポートデスク
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